掌蹠膿疱症とは

2021.09.14

<どんな病気?>
掌蹠膿疱症は、手のひら足の裏に、左右対称うみ(膿疱)が繰り返しできる皮膚の病気です。

膿疱とともに、紅い斑点(紅斑)鱗屑(りんせつ)と呼ばれるカサカサしたフケのようなものがあります。

膿疱ができる部位にかゆみがみられる場合があります。

<治療方法>
○お薬による治療

 外用療法(ぬり薬)を中心に行います。

 ぬり薬であまり効果がない時などに、内服療法や注射を行います。

○紫外線による治療

 PUVA(プーバ)療法、ナローバンドUVB療法、エキシマランプ

 

○その他の治療 

 明らかな扁桃炎の関与が疑われた場合、扁桃炎を摘出することで、良くなることがあります。

 また、虫歯歯周病歯科金属アレルギー中耳炎などが原因になっている場合は、それらの治療を行うことで軽快することがあります。

 

<日常生活で気を付けること>

 掌蹠膿疱症喫煙は何らかの関係があるとかんがえられています。健康のためにも禁煙しましょう。

  また、かぜ扁桃炎がきっかけとなって発症することがあります。かぜなどを引かないよう日頃からうがいをするようにしましょう。

 

掌蹠膿疱症の診断の手がかりとなる因子です。

該当する項目がある場合は、医師にご相談ください。

 1 タバコを吸っている 

 2 鎖骨や関節が痛い

 3 扁桃炎がある

 4 虫歯がある

 5 中耳炎にかかっている

 6 かぜをひいてから症状が出てきた

 

気になる症状があれば、早めに当院にご相談ください☺