白斑とは

2021.11.25

白斑は、ラノサイトが喪失するとのことで皮膚に白い斑点の領域が現れる病気です。

皮膚の白い斑点は体の様々な部分に生じます。

白斑の原因は分かっていませんが、皮膚の色素沈着の病気であり、

皮膚のメラニン色素を作っている細胞(メラノサイト)に対する免疫系による攻撃が関わっていると考えられています。

 

<症状>

境界がはっきりした白斑が1~2個生じる人もいれば、体の広範囲にわたって生じる人もいます。

白斑が現れやすい部位は顔面、手足の指、手首、肘、膝、手、むこうずね、足首、わきの下、肛門と陰部、へそ、乳首です。

白斑が生じた部分では、毛包からメラノサイトが失われているため、そこに生える毛髪も白くなります。

 

 

<治療>

 ●外用療法

 白斑が小さければ、強いコルチコステロイドクリームを使用するこで皮膚の色が濃くなる場合があります。(皮膚再生)

 顔面や鼠経部には、タクロリムスやピメクロリムスなどの薬剤をぬることもあります。

 ビタミンDの一種であるカルシポトリオールとべタメゾンを混ぜたものも有効です。

 

 ●光線療法

 白斑ができた部分にもメラノサイトがわずかに残っている例が多いため、光線療法(紫外線を照射する治療法)を行うと、

 半数以上の方がメラノサイトが刺激されて、再び色素を作るようになります。

 しかし、光線療法は、効果が出るまでに数か月から数年かかり、ずっと継続しなければならない場合もあります。

 

 

当院ではエキシマライトによる光線療法を行っています❢

保険適応で1000円(3割負担)です。

週に1回ごと照射する継続治療にて効果が出ます。

 

気になる症状のある方は当院にご相談ください😊