冬場に注意⛄低温やけど
2021.12.17本格的な冬の寒さが始まりました⛄
寒くなるにつれ、こたつや使い捨てカイロで暖をとる機会が増えてきましたね。
ここで注意したいのが、暖房器具による低温やけどです🔥
高温のやけどとは違い、じわじわとダメージを受けるため、気づかないうちに重症化することがあるので注意が必要です ❕
▼ 低温やけどって何?
皮膚に高温が作用して起こるやけどのうち、比較的低い温度(約40~50℃)で生じるものを「低温やけど」といいます。
これは、短時間の接触では問題とならない程度の温度が、長時間にわたって接触部分に作用することにより生じます。そのため、自覚症状が現れにくいのが特徴です。
本人も気づかないうちに皮膚の奥まで損傷していることが多く、高温が短時間作用するより重症化しやすいとされています。
発症すると、赤みや痛み、水ぶくれなどが現れます。
多くは、電気ストーブやこたつ、使い捨てカイロ、湯たんぽ、電気毛布など、冬場に長時間、体に当てて使用するものが原因となって発症します。
長時間といっても、これらの製品の温度が50℃くらいに達している場合、約3~4分の接触で発症することもあるため、注意が必要です。
予防のためには暖房器具などを正しく使うことが重要です!低温やけどは皮膚との接触時間が長くなることによって発症するので、注意して暖を取るようにしましょう。
▼ 皮膚がこんな状態の時は、低温やけど!応急処置について
痛みや赤みがある早期であれば、流水で冷やしましょう。冷やすことで、こうした症状を抑えることができます。
だいたい10~30分くらいかけて、水道水などの流水を直接患部にかけます。その際、水ぶくれがあれば、なるべく破らないようにしましょう。
低温やけどは、民間療法や自己判断ではなかなか治しにくいやけどです。間違った処置をしたり、下手に放置してしまうことで、重症化したり感染症にかかってしまうこともあります。
まずはすぐに冷やして、早めに病院を受診しましょう🌟