帯状疱疹

2021.12.22

そろそろ今年もあとわずかとなりました(^_-)-☆

年末の寒く忙しい、お身体の疲れがたまりやすい
この時期に、起こりやすいのが帯状疱疹です❢❢

 

 

 

身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、

これに続いて赤い斑点小さな水ぶくれが帯状に現れる病気です。

 

胸から背中にかけて最も多くみられ全体の半数以上が上半身に発症します。

また、顔面、特に眼の周囲も発症しやい部位です。

 

はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染したときは、水ぼうそうとして発症します。

水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは体内の神経節に潜んでいます(潜伏期間)。

加齢ストレス過労などが引き金となってウイルスに対する免疫力が低下すると、

潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。

 

<合併症>

発熱頭痛がみられることがあります。

顔面の帯状疱疹では、角膜炎結膜炎などを起こすことがあります。

まれに耳鳴り難聴顔面神経麻痺などが生じることがあります。

 

<帯状疱疹後神経痛(後遺症)>

通常、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、その後もピリピリするような痛みが持続することがあります。

これを帯状疱疹後神経痛といいます。

これは急性期の炎症によって神経に強い損傷が生じたことによって起こります。

 

<治療>

治療は、抗ヘルペス薬を中心に行われます。

抗ヘルペスウイルス薬はウイルスの増殖を抑えることにより、急性期の皮膚症状や痛みなどもやわらげ、

治るまでの期間を短縮します。

また、必要に応じて、消炎鎮痛剤が使われたりします。

 

<日常生活の注意>

●帯状疱疹は疲労やストレスが原因となります。

 十分な睡眠と栄養をとり、精神的・肉体的な安静を心がけましょう。

●患部が冷えると痛みがひどくなります。

 患部は冷やさず、できるだけ温めて血行を良くしましょう。

●水ぶくれが破れると、細菌による感染が起こりやすくなります。

  患部はできるだけ触らないようにしましょう。

●水ぼうそうにかかったことのない乳幼児には水ぼうそうを発症させる可能性があります。

 小さな子供さんとの接触は控えましょう。

 

帯状疱疹は早期に適切な治療を行うことで、症状を軽くし、

合併症や後遺症である帯状疱疹後神経痛のリスクを減らすことが出来ます❢❢

帯状疱疹かなと思ったら、早めに当院にご相談ください😊