からだのカビって⁈(体部白癬)
2022.04.27ぜにたむし(体部白癬)とは❓
ぜにたむしとは、白癬菌(白癬菌)というカビの一種が皮膚に増殖して起こる感染症です。
梅雨の季節、じめじめとしたこの時期に汗をかいたまま放置すると起こりやすい皮膚病です。
<原因>
白癬菌(皮膚糸状菌)というカビ(真菌)の一種が体や腕、足などの皮膚に感染することで起こります。
水虫と同じ菌が原因であるため、家族の水虫からうつることもあります。
白癬菌に感染している動物との接触により、人に感染します。
汗をかいたままむれる状態(オムツ着用)で起こりやすくなります。
<症状>
体幹部や顔、首、腕、脚などに、赤く盛り上がった小さな発疹(丘疹)が初期症状として現れ、円形から楕円形状に拡大して行きます。
輪を描いたように土手状の赤い輪が外側に広がってくることが多いです。
また、強い痒みを伴うこともあります。
<診断>
症状のある部位発疹部の皮膚を採取して、顕微鏡検査を行い、診断します。
<対処と予防について>
皮膚を清潔に保つことが大切です。1日1回は入浴やシャワー浴を行って、丁寧に体を洗いましょう。
自分や家族に水虫がある場合、そこから感染が拡大しないように、しっかりなおしましょう。
自己診断でステロイド外用薬を使用すると悪化することがあります。
まずは医療機関(皮膚科)で検査をして、白癬菌が原因であるかどうかの診断を受けることが大切です。
<治療>
抗真菌薬の外用(ぬり薬)で治療します。
外用薬(ぬり薬)のみで完治が難しい場合、抗真菌薬の内服(飲み薬)で治療することもあります。
気になる症状のある方はお早めに当院にご相談ください😊