医療情報

Medical Info

うおのめ・タコの違い

2021.10.22

痛みが出やすいのが「うおのめ」、痛みがないのが「たこ

うおのめは皮膚内部へ、たこは平らに上方に厚くなります。うおのめ痛みが出ますが、たこは通常痛みがありません

 

うおのめ

うおのめの中心にある角質の芯は円すい状で、皮膚の中に食い込み内部に伸びていきます。そのため、靴による圧迫や歩行などで刺激が加わると、痛みが生じることがあります。

また、ウイルス性のイボ(尋常性疣贅)との見分けがつきにくいのも特徴です。「放置していたらどんどん増えてしまった」というケースも多いため注意が必要です。

たこ

たこは、刺激を受けた周辺の皮膚全体が厚く硬くなってほぼ平らに盛り上がっていきます。芯がないので通常は痛みがなく、角質が硬いためにかえって感覚が鈍くなることもあるます。

治療法

角質を柔らかくする塗り薬の処方や、特殊な器具を用いて芯や角質を除去します。

芯は見た目以上に深く入り込んでいます。

そのため、市販のスピール膏を使用したり、自身でカッターや爪切りを使って取り除くのは非常に難しいです。

また削り過ぎると、正常な皮膚を傷つけ細菌感染を引き起こすこともあります。

 

気になる症状がある方は、お気軽に当院へご相談ください😊

アトピー性皮膚炎について

2021.10.14

秋色の空が多くみられるようになり、一日の温度差も出てきました😊

そろそろ皮膚の乾燥が気になる時期ですね!

 

アトピー性皮膚炎の患者さんは、乾燥肌の傾向があるため、秋から冬は強い乾燥症状になることがあります。

特に赤みブツブツなどの症状が出やすいところが強い乾燥状態となり、かゆみがあるため、引っかくと粉をふいたように白くカサカサします。

このような場合は、炎症をおさえる塗り薬とともに、保湿剤を塗ってスキンケアを行いましょう。

ちょっとしたきっかけででまた悪化しやすいので、炎症がおさまって症状がない時でも、以下のことをいつも心がけるようにしましょう。

 

<アトピー性皮膚炎で良い状態を維持するための心がけ>

①皮膚を保湿する

 保湿剤によるスキンケアを継続しましょう。

②皮膚を清潔な状態に保つ

 汗や汚れは毎日、入浴やシャワーで洗い流しましょう。

 むやみに強く洗わず泡でなでるように洗いましょう。

③睡眠を十分にとって疲労をためない

 無理をせず、ストレスは早めに発散しましょう。

④生活環境を清潔に保つ

 掃除や洗濯をこまめに行い、晴れた日はおふとんを干しましょう。

⑤体感温度に気を付ける

 できるだけ涼しい環境を心がけ、熱いお湯での入浴・シャワーは避けましょう。

 適温・適湿(室温20℃程度、湿度30~60%)を保ち、お風呂36~40℃が望ましいです。

⑥治療を途中で中止しない

 定期的に医師にかかり、皮膚の状態をみてもらいましょう。

 

気になる症状があれば当院にご相談ください(^_-)-☆

なんで痒くても掻いたらダメなの?

2021.10.12

👆 掻いてはいけない理由

かゆいから、掻いてしまう。そんな経験は誰にでもあると思います。掻いているときは、一時的に気持ち良いかもしれませんが、決してかゆみが治まるわけではありません。掻くことは、逆にかゆみを増長させてしまい「かゆみの悪循環」を引き起こしてしまいます。また、掻かないというだけでも、皮膚症状はかなり良くなることもあります。

👆 掻くことで痒みの悪循環へ

皮膚は掻くことで傷つき、皮膚症状を悪化させてしまいます。
さらに、その刺激によりかゆみを引き起こすヒスタミン等の分泌も促してしまいます。
その結果、かゆみが増してしまうのが「かゆみの悪循環」です。

 

きちんとお医者さんでかゆみ治療を行うことで、日常生活を改善することができます。

掻くこと」から、「かゆみ治療」へ。

お困りの方はぜひ当院へご相談ください😊

正しい爪切りで巻き爪を防ごう👊

2021.10.07

巻き爪とは、爪の端が内側に食い込んでいる状態のことです。

特に症状がないという人も多いですが、爪の巻きが大きいと圧迫による痛み炎症が起こることもあります。

正しい足の爪の切り方

足の爪は、短く切りすぎないことが大切です。

爪の切り方が悪いと、巻き爪陥入爪を招く可能性があります。

深爪にならないように、白い部分が1~2mm残る長さに切る。

爪の両端を短く切り落とさない。スクエア型に切る。

とがった角は、爪やすりで少し丸めましょう。

爪切りに自信がない方は、当院で爪切り処置も行っております😉

お気軽にご相談ください🎵

エキシマ光線療法はじめました🌟

2021.10.05

皮膚の病気でお悩みの方に、新しい治療のご案内です✨

その名も、エキシマ光線療法

短い波長の「」を使った治療法です。紫外線の免疫抑制作用を利用して、過剰反応を起こしている皮膚の症状を沈静化させます。

従来よりも短い波長を使うことで、肘や膝など、今まで治療が難しかった部位でも高い治療効果が期待できます。

 

代表的な対象疾患

尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、白斑、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症

その他の症状についても、医師の診察により適応となることがあります。

痛みはありますか?

痛みはまったくありません。ほんわかと温かい感じがします。

ただし、当日・翌日は日焼けによる反応が強くなることがあるので、照射後24時間以内のお肌の状態に大きな変化がないか観察をお願いしております。

どのくらいで治りますか?

治療期間の目安は、疾患や症状によって異なります。

円形脱毛症や尋常性乾癬は週1~2回の照射で20回~30くらいが目安とされています。

掌蹠膿疱症やアトピー性皮膚炎は、週1~2回の照射で20くらいが目安とされています。

白斑は、週1~2回の照射で30~50くらいが目安とされています。

※これはあくまでも目安であり、肌質、照射頻度により変動いたします。詳しくは医師にご相談ください。

治療費はどのくらい?

保険適用で治療が受けられます。

1回の照射で約1,000円(3割負担)です。

※その他に診察料、投薬料などの料金が必要です。

 

乾癬(かんせん)とは

2021.10.01

<乾癬(かんせん)とは>

免疫が過剰に働くことで発症する非感染症の慢性皮膚炎です。

食生活の欧米化などによって、増加傾向にあります。

約2:1の割合で男性に多いこと、思春期以降、または中年以降の発症が多いことが特徴です。

<乾癬の症状>

①皮膚炎 

  皮膚が赤くなったり、カサブタがはがれ落ちたりします。

  はじめは、ニキビのような赤い発疹や大量のフケのようなもの気づく人が多いようです。

  しかし、症状が進むと皮疹(ひしん)の数が増え、いくつかの皮疹が一緒にになったり、ときに全身の及んだりすることもあります。

 

②関節

  関節に腫れ痛みが出ることがあります。特に、手足の指先の関節に多く見られます。

 

<治療法>

①塗り薬(外用療法)

 ●ステロイド外用剤:炎症を抑える

 ●活性型ビタミンⅮ3外用薬:表皮細胞の異常な増殖を抑える

 

②飲み薬(内服療法)

 ●ビタミンA誘導体:表皮細胞の異常な増殖を抑える

 ●免疫抑制薬:免疫の過剰な働きを抑える

 ●PDE4阻害剤:乾癬における過剰な炎症を抑える

 

③光線療法(紫外線療法)

 紫外線のもつ、免疫の過剰な働きを抑制する力を利用し、体に害を与えにくい紫外線を皮疹にあて、症状の改善をうながす治療法です。

 

③注射療法(生物学的製剤による治療)

 乾癬の原因物質と考えられる「サイトカイン」の働きを弱める働きがあり、飲み薬や光線療法で、皮膚や関節症状の改善が十分にみられ  ない場合に使用します。

 

<日常生活で気をつけること>

 加湿器や保湿剤などを利用して、乾燥しないように注意しましょう。

 毎日入浴して、体を清潔に保ちましょう。

 禁煙するように努めましょう。

 こまめに手洗い、うがいを行い、感染症に注意しましょう。

 気分転換をしてストレスをため込まないようにしましょう。

 日光浴は適度にしましょう。日焼けや発汗で発疹やかゆみが悪化する場合があるので、注意しましょう。

 

気になる症状があれば当院へご相談ください😊

帯状疱疹の予防接種を開始しました💉ー50歳を過ぎたらー

2021.09.21

帯状疱疹のワクチン接種( シングリックス® )を開始しました

季節の変わり目でお疲れが出やすい今の時期は、帯状疱疹でお悩みの方が増えてきます。

気になる方は、ぜひ当院へご相談ください🌟

接種対象年齢は50歳以上となります。

任意接種であり、2回接種です。

過去に帯状疱疹にかかっていても接種できます🎵

 

【 接種スケジュール 

「シングリックス®」は筋肉注射2か月後2回目の接種を行います。

ちょうど2か月後が望ましいですが、なんらかの事情で接種困難な場合でも6か月以内に接種する必要があります。

【 シングリックスの予防効果 

帯状疱疹に対する予防効果は50歳以上で97%70歳以上で90%と言う結果が出ています。

【 帯状疱疹ワクチンは2種類。違いは? 】

シングリックスと言う予防効果の高いワクチンが利用できるようになるまでは、みずぼうそう(水痘)のワクチンを代替していました。

水痘のワクチンは、シングリックスよりも予防効果が60%から70%と低いこと、シングリックスよりも

1本あたりのワクチンの価格が安いこと、1回接種であることが違いとして挙げられます。

※水痘ワクチンも、ご希望であれば接種可能です。一度当院にてご相談ください。

 

帯状疱疹は、加齢などによる免疫力の低下が発症の原因です。

特に50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約人に人が発症するといわれています💡

そして注意が必要なのが、主な合併症である帯状疱疹後神経痛(PHN)です。

50歳以上で発症した人のうち約割はか月以上痛みが続くといわれています。

 

ワクチン接種は事前予約制となります。

ご興味がある方は、ぜひ一度当院へご相談ください😊

掌蹠膿疱症とは

2021.09.14

<どんな病気?>
掌蹠膿疱症は、手のひら足の裏に、左右対称うみ(膿疱)が繰り返しできる皮膚の病気です。

膿疱とともに、紅い斑点(紅斑)鱗屑(りんせつ)と呼ばれるカサカサしたフケのようなものがあります。

膿疱ができる部位にかゆみがみられる場合があります。

<治療方法>
○お薬による治療

 外用療法(ぬり薬)を中心に行います。

 ぬり薬であまり効果がない時などに、内服療法や注射を行います。

○紫外線による治療

 PUVA(プーバ)療法、ナローバンドUVB療法、エキシマランプ

 

○その他の治療 

 明らかな扁桃炎の関与が疑われた場合、扁桃炎を摘出することで、良くなることがあります。

 また、虫歯歯周病歯科金属アレルギー中耳炎などが原因になっている場合は、それらの治療を行うことで軽快することがあります。

 

<日常生活で気を付けること>

 掌蹠膿疱症喫煙は何らかの関係があるとかんがえられています。健康のためにも禁煙しましょう。

  また、かぜ扁桃炎がきっかけとなって発症することがあります。かぜなどを引かないよう日頃からうがいをするようにしましょう。

 

掌蹠膿疱症の診断の手がかりとなる因子です。

該当する項目がある場合は、医師にご相談ください。

 1 タバコを吸っている 

 2 鎖骨や関節が痛い

 3 扁桃炎がある

 4 虫歯がある

 5 中耳炎にかかっている

 6 かぜをひいてから症状が出てきた

 

気になる症状があれば、早めに当院にご相談ください☺

アレルギー検査

2021.09.07

季節の変わり目に起こりやすい、鼻水くしゃみ目のかゆみ等の症状はアレルギーかもしれません。

花粉症や気管支喘息などのアレルギー疾患は、体質や環境要因が絡みあって起こると考えられています。

何が原因で症状が起こるのか知ることで早めに対処できることもあります。

 

血液検査にて、アレルギー体質かどうかを判定します。

○吸入系アレルギー

<吸い込んで体に入り、アレルギー症状になりやすい>

  室内の塵:ヤケヒョウダニ、ハウスダスト

  樹木:スギ、ヒノキ、ハンノキ,シラカバ

  :カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ,オオアワガエリ

  動物:ネコ、イヌ

  昆虫:ガ、ゴキブリ

  カビ:アルテルナリア(スズカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)、カンジタ、マラセチア、ラテックス

○食物系アレルギー 

 <食べて体にはいり、アレルギー症状になりやすいもの >

  アナフィラキシーやじんましんの原因にもなりやすいアレルゲンです。

  :卵白、オボムコイド

  牛乳:ミルク

  小麦:小麦

  豆、穀物、ナッツ類:ピーナッツ、大豆、そば、ごま、米

  甲殻類:エビ、カニ

  果物:キュウイ、りんご、バナナ

  魚、肉類:マグロ、サケ、サバ、牛肉、豚肉、鶏肉

 

アレルギー検査は保険適応です。

また、アレルギー性接触性皮膚炎の原因を調べるパッチテストテストも行っております。

 

気になる症状があればお気軽に当院にご相談ください☺

ケロイドが気になる方

2021.09.06

ケロイドは、手術痕、けがの傷跡、虫刺されなどの痕が赤く盛り上がって徐々に大きく隆起したものです。

痛みやかゆみが伴い、見た目も気になるので、治療を希望される患者様の多い疾患です。

🌸原因

体質的な要因、体の部位による要因などが原因となりますが、病態・原因ははっきりと分かっておりません。

🌸好発部位

体の中心線上の傷関節部の傷耳たぶなどの部位がケロイドの好発部位となります。

🌸治療

基本的には薬剤の注射や外用薬、内服薬による保存的な治療が主なものになります。

その他の治療法が必要な場合も、医師の診察により判断させていただきます。

 

気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください😊🌟

東京ベイ幕張皮フ科
           

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