医療情報

Medical Info

円形脱毛とエキシマ

2022.03.09

円形脱毛とは⁈

円形脱毛には様々な要因がありますが、近年、円形脱毛として有力視されているのが自己免疫疾患です。

免疫のバランスが崩れて、自己を守るはずの免疫細胞が過剰に反応し自身の組織を攻撃してしまう病気です。

自己免疫疾患を引き起こす原因として、疲労・ストレス・感染症など様々な理由が考えられます。

自己免疫疾患を起こした結果、自己の免疫が毛根を攻撃し髪の毛が育たなくなり抜けてしまう...といった症状が現れます。

頭が痒い人のイラスト

 

当院では、外用薬・内服薬・紫外線治療のエキシマ光線療法による治療を行っています。

 

エキシマ光線療法とは⁈

紫外線の免疫抑制作用を利用して、過剰反応を起こしている皮膚の症状を鎮静化させます。

エキシマ光線療法とはこれまでの光線療法より効果が高いといわれている波長の短い紫外線を照射して処置する光線療法です。

痛みや熱さを感じることは滅多にありません(個人差があります)

 

話し合いをしている医療従事者のイラスト

 

治療期間

円形脱毛の場合、週1~2回の照射で10回目から効果が出始め20回~30回が目安とされています。

治療費

保険適用で治療が受けられます。1回の照射で3割負担となります。

1回 1000円で受けられます❕❕

 

また、円形脱毛症以外にもアトピー性皮膚炎・掌蹠膿疱・尋常性乾癬の治療もエキシマ光線療法で行うことができます。

エキシマ光線療法を気になる方、これらの症状でお悩みの方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

花粉症・アレルギー検査について

2022.03.01

こんにちは😊花粉症でお困りの方、花粉症かな?とお悩みの方はいらっしゃいますでしょうか😭

春にかけてスギ花粉の季節になります。花粉症の約7割はスギ花粉症だといわれております。

花粉症の特徴は、主に鼻水:鼻づまり・目の痒み・充血などが症状として現れます。

また、皮膚の症状としては鼻・口・頬の周りが痒くなったり赤くなって荒れてしまう『花粉皮膚炎』の症状がでる場合もあります。

 

眼と鼻をこすっている人のイラスト(花粉症)鼻をこする人のイラスト(女性・花粉症)

花粉症のメカニズム

花粉(身体にとって異物)が侵入する

   

排除しよう❕❕という情報が細胞に送られる

    

その花粉に反応する物質を作り出す。この物質をIgEと呼ぶ

    

抗体ができたあと、再び花粉が体内に入ると鼻や目の粘膜にある抗体と結合❕❕すると、異物を外に追い出そうとする。

    

くしゃみ・鼻水といった症状や、鼻づまりで異物を中に入れないようにブッロクしようとする。これが花粉症症状です。

 

 

当院では、採血によるアレルギー検査を実施しております❕❕花粉症以外にも、ハウスダスト・ダニや食物アレルギー検査も行うことができます。

 

また、毎年 同じ症状でお花粉症のお薬をもらっている方も当院でお薬を処方することができます😊❕❕

(症状が増悪している際は、お近くの耳鼻科での受診をおすすめしております)

お気軽にご相談しにいらして下さい🌷

 

 

アトピー性皮膚炎

2022.02.21

どうしてアトピー性皮膚炎になるの❔❓
アトピー性皮膚炎を引き起こす原因は多岐にわたりますが大きく①遺伝因子と②環境因子に分けられます❕❕
①遺伝因子>保湿機能を持つ脂質の量が、健康な皮膚と比べて少なく皮膚のバリア機能が弱く細菌が侵入しやすい状態になりやすかったり、外から入ってきた異物にアレルギー反応しやすい体質のことをいいます。

②環境因子>ダニ・ハウスダスト・植物などでアレルギーやかぶれを引き起こしたり、汗・乾燥・シャンプーなどの物理的な刺激でアトピー性皮膚炎を引き起こしたりすることをいいます。この因子には心理的ストレスも含まれます。

 

アトピー性皮膚炎になったらどんな症状がでるの❔❓

細かいぶつぶ皮膚の発赤じくじくした症状皮膚のかさかさ皮膚がかたくなる症状がみられます。

症状は左右同じように現れやすく、おでこや目の周り・口のまわり・首・手足の関節・胸・背中などに現れます。この様な症状が慢性的に持続したときアトピー性皮膚炎と診断されるといわれています。

 猫アレルギーのイラスト乾燥肌のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

アトピー性皮膚炎にならない・悪化させないためにはどうしたらいいの❔❓

皮膚を保湿す

ボディークリームや保湿薬をこまめに塗布していくことで皮膚のバリア機能を高められます。

皮膚を清潔な状態に保つ

毎日の入浴やシャワーで細菌を洗い流していきます。

休息を十分にと

睡眠を十分にとり疲労をためないことやストレスを発散することでアトピー性皮膚炎の悪化を防ぎます。

生活環境を清潔に保つ

掃除や洗濯をまめに行ういダニやハウスダストによるアレルギー反応やかぶれを防ぎます。

温度調節を気にかける

熱いお湯での入浴・シャワーを避けることで皮膚の乾燥を防ぎます。

治療を自己判断で中止しない

定期的に医師にかかり皮膚の状態を確認してもらうことが症状改善に繋がります。

 

気になる症状のある方は当院にご相談ください🍀✨

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

老人性のイボについて

2022.02.16

「老人性のイボ」は別名「脂漏性角化症といいます。

老人性のイボはウイルス感染によるイボと異なり、加齢による皮膚の老化現象紫外線が原因でできるイボです。

頭皮などの露出が多い部位にできやすいことが特徴です。

 

イボができる仕組みついて

太陽光から発せられる紫外線を浴びると、表皮の基底細胞にあるメラノサイトによってメラニンが生成されます。

これはメラニン色素を含む表皮細胞でバリアを形成し、皮膚細胞が紫外線のダメージを受けないようにするためです。

こうすることで、紫外線によるDNAの破壊を未然にふせいでいます。

つまり、メラニン色素は肌トラブルや病気を防ぐために無くてはならないものと言えます。

しかし、新陳代謝が低下するにつれ、このメラミンの排出がうまくいかなくなると、老人性のイボができてしまいます😢

 

老人性のイボは紫外線が原因となって起こります。

外出するときは、日傘をさす、こまめに日焼け止めを塗るなどして、紫外線によるダメージを減らしましょう!!

 

当院では、液体窒素を用いた冷凍凝固法を行っております。(保険適応)

治療効果をよくするために1~2週間1回のペースで継続治療をおすすめしております。

 

石鹼で落ちる低刺激の日焼け止めも販売しています。(自費商品)🌻

 

いつの間にか、首がザラザラしてきた、顔や首に黒いブツブツが増えてきたなど、

気になる症状のある方は当院にご相談ください😊

 

 

 

 

 

 

 

 

イボ(ウイルス性疣贅)について

2022.01.27

ℚイボって、いったい何ですか?

 

イボは、ヒト乳頭腫ウイルスと言うウイルスの一種が皮膚に感染してできます。

イボのウイルスは正常の健康な皮膚には感染できない(と考えられている)のですが、

小さな傷などがあるとそこから皮膚に入り込んで、基底層にある細胞に感染してイボをつくると考えられています。

感染を受けた基底細胞は細胞分裂が活発になり、まわりの正常細胞を押しのけて増え続けます。

もっとも、理由はまだよく分かっていませんが、ある程度の大きさ以上にはならないようです。

こうしてできた感染細胞の塊が、私たちが日常見ているイボの正体です。

 

ℚイボ(ウイルス性疣贅)はうつるのですか?

 

イボは、今までウイルスが感染してできる皮膚や粘膜の病気ですから、もちろん「うつる」可能性を秘めています。

しかしながら、私たちの皮膚や粘膜は解剖学的な構造や免疫の働きなど他の様々のバリアー機構でウイルスや細菌などの感染から守られており、

正常の皮膚や粘膜には通常感染しにくいと考えられます。

ただし、皮膚や粘膜に小さい傷ができて侵入を許したり、様々なの感染から私たちの身体を守っている免疫力が何らかの理由で低下すると、

イボができやすかったり、ひどくなったり、治りにくくなることが知られています。

 

 

ℚイボの治療はどうするのですか?

 

イボの治療は、原因となっているウイルスを退治するできてしまったイボを何等かの方法で排除する、の二つの方法が考えられますが、

いまだに特効薬や特効的治療法はないと言うのが現状です。

イボの種類や発生部位などが患者様によって違いますから、治療は液体窒素を用いた冷凍凝固法、電気焼灼法、

グルタルアルデヒド(保険適応なし)などの外用療法やヨクイニンの内服療法があります。

また、どの治療を用いても、多くの場合一回の治療で治すことは難しく、何回か繰り返してやっと治るのが普通の経過です。

焦らずに、根気よく治療する必要があります。

 

当院では、液体窒素を用いた冷凍凝固法を行っております。

治療効果をよくするために1~2週間1回のペースで継続治療をおすすめしております。

 

 

『もしかしてイボかな❓』と気になる症状があれば当院にご相談ください😊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花粉症皮膚炎

2022.01.14

そろそろスギ花粉のはじまる時期ですね(>_<)

スギ花粉は2月がピークですが早ければ1月ごろから症状が出ることもあります❢❢

 

毎年、同じ季節に顔がかゆくなったり、湿疹がでたりしていませんか❓

その症状は「花粉症皮膚炎」かもしれません。

 

ある時期になると顔の肌荒れかゆみ、あるいは目の周りのむくみに悩まされるという方は少なくありません。

特に、スギ花粉が飛散し始める2月ごろに多く見られるこれらの症状は、花粉によって引き起こされている可能性があります。

また、ヒノキやブタクサなどの花粉にも反応する場合もあります。

 

花粉が原因となる代表的なアレルギー症状と言えば、くしゃみ、鼻水、目のかゆみがあります。

実は皮膚に影響を及ぼして目の周りほほ口周りなどがかゆくなったり、赤くなってガサガサに荒れたりといった症状

を引き起こすこともあります。これが「花粉症皮膚炎」です。

 

花粉が気になる時期は、外出から帰ったら顔を洗い、付着した花粉を落とすことも心がけましょう。

石けんを使ってゴシゴシすると刺激が強すぎて肌荒れにつながるので、やさしく泡立てて洗い流すのがおすすめです。

 

治療は塗り薬アレルギーを抑えるお薬になります。

症状の応じた塗り薬とアレルギーを抑える飲み薬を併用する場合もあります。

また、アレルギーの血液検査も行っています💉

 

気になる症状のある方は当院にご相談ください😊

 

 

 

 

 

 

ひび、あかぎれでお困りの方✋

2021.12.24

▼ あかぎれとは?

乾燥状態が進行して手足の皮膚が真皮まで裂けた状態を「あかぎれ」といいます。
出血したり激しい痛みを伴います。寒さのせいで皮脂、水分が不足がちになることが原因です。

▼ 予防のためには

寒い時期の水仕事は冷水を避けてぬるま湯を使い、ゴム手袋を使いましょう。
冷たい外気に直接当たらないよう手袋を着用したり、保湿クリームなどを塗って
スキンケアを怠らないようにすることです。

▼ 治療

保湿剤の塗り薬や、あかぎれ部分にのみ使う弱いステロイドの塗り薬が処方されることが多いです。
ステロイドに抵抗がある方でも、一時的、また局所的にしっかりと医師の指示に従って使用した方が治りは早いです。

皮膚の深い部分まで切れ込みがあるような深いあかぎれ、何度も繰り返す場合、悪化してくる場合は
早めに当院へご相談ください😊

帯状疱疹

2021.12.22

そろそろ今年もあとわずかとなりました(^_-)-☆

年末の寒く忙しい、お身体の疲れがたまりやすい
この時期に、起こりやすいのが帯状疱疹です❢❢

 

 

 

身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、

これに続いて赤い斑点小さな水ぶくれが帯状に現れる病気です。

 

胸から背中にかけて最も多くみられ全体の半数以上が上半身に発症します。

また、顔面、特に眼の周囲も発症しやい部位です。

 

はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染したときは、水ぼうそうとして発症します。

水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは体内の神経節に潜んでいます(潜伏期間)。

加齢ストレス過労などが引き金となってウイルスに対する免疫力が低下すると、

潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。

 

<合併症>

発熱頭痛がみられることがあります。

顔面の帯状疱疹では、角膜炎結膜炎などを起こすことがあります。

まれに耳鳴り難聴顔面神経麻痺などが生じることがあります。

 

<帯状疱疹後神経痛(後遺症)>

通常、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、その後もピリピリするような痛みが持続することがあります。

これを帯状疱疹後神経痛といいます。

これは急性期の炎症によって神経に強い損傷が生じたことによって起こります。

 

<治療>

治療は、抗ヘルペス薬を中心に行われます。

抗ヘルペスウイルス薬はウイルスの増殖を抑えることにより、急性期の皮膚症状や痛みなどもやわらげ、

治るまでの期間を短縮します。

また、必要に応じて、消炎鎮痛剤が使われたりします。

 

<日常生活の注意>

●帯状疱疹は疲労やストレスが原因となります。

 十分な睡眠と栄養をとり、精神的・肉体的な安静を心がけましょう。

●患部が冷えると痛みがひどくなります。

 患部は冷やさず、できるだけ温めて血行を良くしましょう。

●水ぶくれが破れると、細菌による感染が起こりやすくなります。

  患部はできるだけ触らないようにしましょう。

●水ぼうそうにかかったことのない乳幼児には水ぼうそうを発症させる可能性があります。

 小さな子供さんとの接触は控えましょう。

 

帯状疱疹は早期に適切な治療を行うことで、症状を軽くし、

合併症や後遺症である帯状疱疹後神経痛のリスクを減らすことが出来ます❢❢

帯状疱疹かなと思ったら、早めに当院にご相談ください😊

 

 

冬場に注意⛄低温やけど

2021.12.17

本格的な冬の寒さが始まりました⛄

寒くなるにつれ、こたつや使い捨てカイロで暖をとる機会が増えてきましたね

ここで注意したいのが、暖房器具による低温やけどです🔥

高温のやけどとは違い、じわじわとダメージを受けるため、気づかないうちに重症化することがあるので注意が必要です ❕

低温やけどって何?

皮膚に高温が作用して起こるやけどのうち、比較的低い温度(約40~50℃)で生じるものを「低温やけど」といいます。

これは、短時間の接触では問題とならない程度の温度が、長時間にわたって接触部分に作用することにより生じます。そのため、自覚症状が現れにくいのが特徴です。

本人も気づかないうちに皮膚の奥まで損傷していることが多く、高温が短時間作用するより重症化しやすいとされています。

発症すると、赤み痛み水ぶくれなどが現れます。

多くは、電気ストーブやこたつ、使い捨てカイロ、湯たんぽ、電気毛布など、冬場に長時間、体に当てて使用するものが原因となって発症します。

長時間といっても、これらの製品の温度が50℃くらいに達している場合、約3~4分の接触で発症することもあるため、注意が必要です。

予防のためには暖房器具などを正しく使うことが重要です!低温やけどは皮膚との接触時間が長くなることによって発症するので、注意して暖を取るようにしましょう。

 皮膚がこんな状態の時は、低温やけど!応急処置について

痛みや赤みがある早期であれば、流水で冷やしましょう。冷やすことで、こうした症状を抑えることができます。

だいたい10~30分くらいかけて、水道水などの流水を直接患部にかけます。その際、水ぶくれがあれば、なるべく破らないようにしましょう。

 

低温やけどは、民間療法や自己判断ではなかなか治しにくいやけどです。間違った処置をしたり、下手に放置してしまうことで、重症化したり感染症にかかってしまうこともあります。

まずはすぐに冷やして、早めに病院を受診しましょう🌟

しもやけ

2021.12.15

気温が下がり寒い日が続きますね(>_<)

手や足先の冷えが強く感じる、この時期に起こりやすいのがしもやけです❢❢

 

しもやけとは、

しもやけは医学的には凍瘡(とうそう)といいます。

手足の指先耳たぶなどが、赤色~赤紫色に腫れかゆみがあり、患部を押すと少し痛みを感じる場合もあります。

寒さにさらされることで血管が収縮し、血流が悪化する病気です。

 

しもやけは、平均気温4~5℃で1日の気温差が10℃前後という環境で、

真冬よりも1日の温度差が大きい初冬や冬の終わりに発症しやすくなります。

学童期のお子さん水仕事が多い女性足の血流の悪い方(血流障害)などに多いです。

また、糖尿病閉塞性動脈硬化症の疾患があると、しもやけが重症化しやすくなります。

 

 

しもやけは予防がもっとも大切です。

寒い時期の外出時は、厚手の手袋靴下マスク帽子などの防寒具を活用し、寒冷刺激から身を守りましょう。

手足が濡れたまま放置すると、しもやけを発症しやすくなります。

濡れたらその都度水分をふき取る、衣類を取り換えるなどの対策をしましょう。

 

治療法として

かゆみや腫れなどの炎症症状に対しては、ステロイド外用を塗って治療します。

血流障害に対しては、血管拡張作用のあるビタミンEの外用剤内服薬にて血流を改善する場合もあります。

 

まれにですが膠原病などの病気が関連している場合があり春先に温かくなってもしもやけがあるときは注意が必要です❢❢

 

気になる症状のある方は当院へご相談ください😊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京ベイ幕張皮フ科
           

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